2007年 03月 23日
さぁ、いよいよツーレポ・パート2です。 長げぇ〜よ!っていう方は、暇なときに見て下さいね。 今回も長いです(^_^;) アーニー・パイル記念碑をあとにし、次に向かったのはニャティヤ洞(ガマ)。 ガマとは沖縄の方言で洞窟のことです。 伊江島では古くから、 このニャティヤガマに子宝を授ける女神が住み着くと言われ、 島の人はこのニャティヤガマを崇めてきました。 この洞窟の中には「ヒジル石」と飛ばれる石が置かれており、 この石を持ち上げたとき、「重い」と感じたら男の子。 「軽い」と感じたら女の子が授かるといわれているらしいです。 そこで、俺も実際に体験をしてみることに。 ヒジル石に「いい子が授かりますように」とお願いしてから、 早速石を持ち上げてみると、、、、、「うっ!重っ!」ってことで、 男の子が授かる!・・・・のかな?! この様な神秘的な伝説が残るなか、 現実的には、第二次世界大戦の頃には、 防空壕として村民が避難した場所でもあったのです。 ニャティヤガマを後にし、島の最西端を目指して走っていると、 タバコの匂いが漂ってきます。 タバコの煙の匂いではなく、タバコの葉っぱの匂い! そうなんです。 ここ伊江島は、沖縄で一番の「葉たばこ」の産地なのです。 こちらがその「葉たばこ畑」。 まだまだ大きく育つようですが、このぐらいの時期に見ると、 普通のは野菜に見えますよね! 今後大きく育ち、葉の部分が黄色く色づいてきたら出荷だそうです。 周囲22キロの伊江島は、最西端まで行くのにそう時間は掛かりません。 ニャティヤガマから約10分ほど走ると、白い燈台が見えてきました。 あそこが最西端だ!と走っていると、何やら変な雰囲気、、、、 長〜い金網の壁が出現です。 そうなんです。 これより先は米軍キャンプ(基地)。入ることは出来ません。 伊江島最西端の地は、米軍の演習場の中にあったのです。 何だか複雑な思いで、とりあえずは記念撮影、、、、 行かれる最西端の地を後にし、 次に向かったのは、島の北西にある「湧出」です。 「湧出」は沖縄の方言で「ワジ」と読み、湧き水の湧いているところを意味します。 その他にも「樋川」と書いて「ヒージャー」と呼ばれるところもあります。 伊江島の北西側は、約60mにも及ぶこの様な断崖が連なっています。 この60m下に、海に向かって清水が滾々と湧き出ているところがあるのです。 島では水が貴重で、昔から大切に扱われ来ました。 そんな大切な水の湧くところを、島の人は大切にしているそうです。 上からではよく判りませんが、写真の小屋がその湧き水の湧いているところ。 この湧き水はいまでも使われており、60mの断崖をポンプでくみ上げて使ってます。 伊江島に限ったことではありませんが、 島へ行くと「ホント水って貴重だな!」って、感じることが多いです。 湧出をあとにし、しばらく海を見てぼ〜っとしてました。 こんな綺麗な海ですが、最近ではそんなに感動しなくなってしまった。 感覚麻痺って本当に怖いモノです、、、、(^_^;) で、とりあえず海と愛機も記念に! とりあえずこの時点ですでに時計は11時30分を過ぎていた。 帰りの船は13時なので、港に12時30分には行かなければならない。 残すところあと1時間。 昨日のツーレポ・パート1にも書きましたが、 伊江島は平坦な島。その島にひときわ目立つ山があります。 次はそこへ向かうことに! しかし、どうしても一ヶ所見ておきたいところがあったので、 無理をして立ち寄りました。 島内を100キロ近い速度で農道を走り、到着したところはここ。 以前にもこの様な似た場所を紹介したことがあります。 判る方にはもう判ったかな、、、そうなんです。 これは滑走路。 第二次世界大戦当時、アメリカ軍が伊江島に上陸し、 空中戦の拠点にするため、アメリカ軍が滑走路を作ったのです。 この滑走路からは数々の戦闘機が発着し、 戦火を激しくしていったといいます。 この滑走路から飛び立つ戦闘機はなくなったモノの、 未だに負の遺産としてこの地に残されています。 道路として使ったら!って思うかもしれませんが、 実際の滑走路は細い溝が路面に切り込まれており、 車やバイクで走るとボコボコで走れたモノではありません。 この滑走路の近くには、いまだ伊江島に残る米軍に対し、 メッセージを送り続ける「団結道場」があります。 滑走路をあとにし、最後の目的地、あの山へと向かいました。 あの船から見た山の名前は「城山」(ぐすくやま)といい、 伊江島のランドマーク的な山。それがこちらです。 海抜172mと小さな山ですが、伊江島の漁師達は、 この山を目印に、近海での航行をし漁を行っているそうです。 この城山は、島より7千年も前からあったとされ、 オフスクレープ現象。 (古い岩盤が新らしい岩盤に潜りこむ中で、 一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る事)によって形づくられた山で、 この現象は理論として語られていたが、 実際に見るのは世界でも伊江島しかないそうです。 そんな山を実際に登れるということなので、 思い切って登山してみました。 実際には172mしかないので、そんなに大変ではないのですが、 何しろ階段が急なんです。 最近、運動とはとんとご無沙汰で、、、メタボぎみ。 階段を上っている途中で、心臓が破裂するかと思った! それでも約20分後には、頂上に到着。 やはり周りが平坦な土地なので、360度が絶景! その一部がこちらです。 頂上でしばらく景色を眺め、ぼ〜っとしたいな、、、と思っていたら、 ヤバイ!そろそろ下山し、港へ行く時間! 震える足に気をつけながら何とか下山。 そして港へと向かいました。 港には12時15分に到着。 早速チェックインを済ませたのですが、 せっかく来た伊江島で、何も食事をしていない。 情報では伊江島牛が美味しいということでしたが、 食べることは出来ませんでした。 そこでもう一つの名物を購入!それがこれ! 「ジーマーミーパン!」(ドラえもん風) ジーマーミーとは沖縄の方言で「ピーナッツ」。 そのピーナッツをパン生地に練り込んで作ったパン。 伊江島はジーマーミーの産地でもあるのです。 とりあえず、ジーマーミーパンと紅茶を購入し、船に乗船。 帰りも甲板でマッタリしながら帰りました。 と言うわけで、 長々お付き合い頂きありがとうございました。 思えばここ1年半ほど、マスツーしていないなぁ〜。 当然と言えば当然なのですが、いつもソロツー。 ちょっと帰りの船でそんなことを思うと、寂しくなっちゃいましたね、、、
by y-nakano8250
| 2007-03-23 19:36
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